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「龍舌蘭」183号(宮崎市)

【「穴」渡邊眞美】
病室の描写で始まる。入院しているのは、かなり重篤な老人ばかりだ。日常の欠片も見出せない特殊な場の空気が生なましく伝わってきた。
この作品には判りにくい部分があり、当初、主人公が見舞っている「むっこさん」がどのような関係の人かがはっきりしなかった。読み進むうちに「おかあさん」という呼びかけがあり、更に読んで行き義母と判った。各章もいきなり場面描写で始まる場合があり、時間の経過がつかめずに内容を味わうより理解に気を取られてしまった。描写に説得力があり、主人公の思いもよく伝わって来るので残念な気がした。

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2013年5月

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