筑紫山脈の最近のブログ記事

<2011年4月19日 (火)付、「文芸同人誌案内」掲示板より転載・投稿者:ひわき>
【「筑紫山脈」第7号(福岡県大野城市)】
「ツル子さんの場合 わたしの場合」村上弘子作
以前に読んだのだが、読後の印象が強く残っている。島という閉鎖社会が丁寧に描かれていて、説得力がある。登場人物の誰もが、子どものころ自分の周囲にもいたような気にさせる。ツルコさんのしたたかさも悪人としてだけでなく、人間味に踏み込んでいるところに作者の目線の暖かさを思った。力強さを感じる作品だった。

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<2011年4月19日 (火)付、「文芸同人誌案内」掲示板より転載・投稿者:ひわき>

【「から揚げコッコ」陶山良子】
「筑紫山脈」を戴くと、まず開く作品がある。今号が連載4回目の「から揚げコッコ」だ。自宅で飼っておられる動物たちを中心としたエッセイで、なんとも興味深い。今号は迷い込んできた犬にまつわる話である。元の飼い主に宛てた書簡形式が生きており、リズミカルな文体や言葉の妙も発揮されていて、何度も吹き出してしまった。そして、最後は哀しい。人間より短命なペットたちに寄せる作者の眼差しが伝わってくる。観察の細やかさも併せ持った1編だ。

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2013年5月

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