海峡派の最近のブログ記事

2010年1月1日 (金)付、「文芸同志会通信」http://bungei.cocolog-nifty.com/より転載いたします。

【随想「銀次郎の日記―年金生活1年3ヶ月と友人の死」青江由紀夫】
 この作者は、同じ日記のタイトルで他の同人誌にも発表している。発行回数が少ないので、いろいろの同人誌に書くのであるのか、読者層を広げるのか、意図はわからない。が、読んで書く、出かけるなど定年後の悠々自適の生活で、東京湾で釣をし、読書する。インテリの教授仲間も多いとか、自悠人の生活が書かれている。死の不安なども触れているが、それは自由な老年の悟った末のついでのようなものに読める。わが文芸同志会に入会をすれば、自分の庭を持ち、書いたものの発表ができる。会員の話によると、何を書いてるのかと聞かれ、「詩人回廊に詩を・・・」というと、その場でケータイで開いて「ほんとだ」と読んで見たという。締め切りまで待つ必要もなく、毎週でも書けるのだが、まだその気にはならないようだ。

【「蘇鉄」木村和彦】
 学校の高校と中学の二部の先生なのだろうか。校長をはじめ、聖職であるが、先生も人間でもあることがよく描かれている。

発行所=北九州市小倉南区中貫1?13?18、中本方。
(紹介者「詩人回廊」編集人・伊藤昭一)

カテゴリー:海峡派

9月22日 (火)付、「文芸同志会通信」http://bungei.cocolog-nifty.com/より転載いたします。

(1)
【随想「銀次郎の日記?年金生活十カ月経過―」青江由紀夫】
 釣りと読書と思索の日々。その生活の記録なので、わが身と比べてみたりして参考になる。6年と5ヶ月で、1856冊を読んだとある。なにや難しい名著や古典が主らしい。健闘を祈ります。

 自分は文芸同人誌を9年以上読んできた。1年に40冊とすると9年360冊である。周囲には、自分ほど文芸同人誌の現状について知る人はいないであろう。ところが、文芸同人誌に書いている人ほど、他の同人誌の作品傾向に興味を持たない。内容は自分の所属しているサークルと同じようなものだと思っている。そして、自分の作品の感想以外には興味を持たない。
 その点、自分は何故その作品が書かれたか? に興味を持つ。このところアリス・W・フラハティ「書きたがる脳―言語と創造性の科学」(吉田利子訳・ランダムハウス講談社)という本を読んでいる。ここには、ライターズブロックといって、書けなくなって悩む作家と悩まずに書き続ける作家の比較や、やたら書きたがるハイパーグラフィアという病気症状などが分析されている。
 ただ、このコーナーでは、作品紹介であるから、こうした観点の思想に対応する自分の考えは書かない。ただ、どうやら多くの文芸同人誌は、書くことを生きがいとし、社交の手段となっているようだ。
 雑誌「文学界」が、同人誌評欄をなくしたときに、反響が大きかったのも、作者の文章技量・手腕の格付け機関のようなもので、書き手の生きがいを支えていたからのようだ。
自分が送られてきた同人誌を読んで紹介するのは、サークルが社会性を維持しようとする意思だと受け取っているからだ。
(紹介者=「詩人回廊」編集人。伊藤昭一)

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